もらった酢を3人で味わう

もらった酢を3人で味わう

むかーし、むかし「酢を味わう3人の聖人」っていう話があったそうな。
太子様~!太子様ぁ~!

布都ちゃん

太子

前回と同じく、そんなに急いでどうしたんですか布都?
太子様、なんとレミリアさんから「お酢」が送られてきたのじゃ!

布都ちゃん

太子

そりゃまた凄いね!どんな感じなの?見せてよ。
はい、こんな感じです。

布都ちゃん

お酢の瓶

太子

なんだかビールにしか見えないのですが・・
太子様、それは言わないお約束です。

布都ちゃん

太子

へぇ、レミリアさんも凄いもんですね。流石紅魔館と言ったところでしょうか。
あれだけ広ければ、ワインだけじゃなくてお酢も作ってても全く不思議じゃないですね・・

布都ちゃん

太子

ええ、納得ですね。でもなんで「お酢」なんでしょうかね?

敵に塩を送るのではなく「お酢」なのでしょうか・・?

そもそもレミリアさん達は敵ではないですし、頭を柔らかくしろ!みたいな感じですかね?

布都ちゃん

太子

頭まで柔らかくなったっけ?お酢は体じゃなかったでしたっけ・・?あれれ、どっちだったかな・・・

屠自古

二人とも、その瓶の前で何してるんですか?
屠自古、ちょっとワケがあってな・・

布都ちゃん

屠自古

いや、早速ワケが分からないのだが・・
実はレミリアさんから「お酢」が送られてきたんですよ。嬉しいは嬉しいのですが、どうしようかと思っていたところなんです。

太子

屠自古

調味料となれば、私の出番みたいな感じですか・・・

しっかり保存して料理にちょっとずつ使う感じでどうでしょうかね?

そうして頂けると助かります。

太子

わーい!流石屠自古なのじゃ!

布都ちゃん

屠自古

ふふふ、そんなに褒めても何も出ないぞ!
あっ、そうだ!皆で今ちょっとだけ味見してみませんか?

布都ちゃん

そういうことを言って、いつも後悔してるのは布都なんだけどね・・

太子

えー!ちょっとくらいいいじゃないですかー!

布都ちゃん

屠自古

あの、なんで私まで味見することになってるんですか!?
屠自古、君は今日は運が悪かったんだ。そう思ってくれ。

太子

文句言わないでテイスティングするのじゃ!ホレホレ!

布都ちゃん

屠自古

ギャー!
3人でレミリアさんの「お酢」を味見中
酸っぱい!!

布都ちゃん

苦い!!

屠自古

やっぱりお酢はお酢だ・・

太子

注目
どうやら3人共、お酢の味の感じ方が違うみたい
やっぱりお酢なんて味見するんじゃなかった・・・

布都ちゃん

太子

だから言わんこっちゃない。やめておきなさいって言ったのに。
でも太子様、酸っぱくなかったんですか?

布都ちゃん

太子

酸っぱかったよ。ある程度はね。
私は苦いと思ったんですが、苦くはなかったですか、太子様?

屠自古

太子

苦かった。ある程度ね。
強がりですか、太子様?

布都ちゃん

太子

いや、そういうわけでもなくてね。お酢ってのはそういうものだからね。
何を言っているのかよく分からないのですが・・

屠自古

太子

私達の教えの主「老子」が登場する話があってね。3人でお酢を味わうってのがあるんだ。
奇遇ですね。今まさにそういう感じじゃないですか・・

布都ちゃん

太子

他の二人は孔子と仏陀なんだ
なんていうかよく分からないけど、凄いメンバーなんだなってことだけわかりました。

屠自古

太子

孔子は「酸っぱい」仏陀は「苦い」とお酢の味を表現したんだ。なんだか二人みたいでしょ?
我、孔子だったのか・・

布都ちゃん

いや、んなわけないっての。

屠自古

太子

話を戻すけど。我々「道教」の老子は特にお酢に対して表現することは無かったんだ。
なんでなのですか?

布都ちゃん

太子

それはね、お酢はお酢だって思っていたからだよ。

太子

酢のありのままを受け入れようとしていたんだと思う。
そう考えると、他の二人は酢に対してイメージが悪いですね。

屠自古

太子

そうだね。確かにお酢は酸っぱいし、苦いかもしれない。でもそれだけが全てじゃないよね。料理に使うと風味を上手に変えてくれる。
老子は「良い面」も「悪い面」もとらえていたということですか?

布都ちゃん

太子

その通り。一面だけとかで判断してはいけないとも言えるかもだね。
でもやっぱりお酢は酸っぱいのじゃー!!

布都ちゃん

あはは、今日料理で早速使うよ。酸っぱくない程度にね・・

屠自古

太子

良かったね、布都
美味しい料理になりますように・・

布都ちゃん

MEMO
この話をもっと知ってみたい方は「三聖吸酸(さんせいきゅうさん)」で検索してみて下さい